サーチファンドとは
サーチファンドの概要
サーチファンド(Search Fund)は1984年にアメリカのスタンフォードビジネススクールで生まれたモデルです。このモデルを日本の実情に合わせて「事業承継の新しい形」として作り直し、 経営者を目指す優秀な経営者候補(以下、サーチャーという)が、投資家の支援を受けながら、自分が経営者となりたい中小企業を探索し、事業承継課題を解決する仕組みを構築しました。事業承継した後は、サーチャーが経営者となり、元経営者/オーナーの力も借りながら企業価値向上を目指します。
当社は2019年2月より日本で初めて「サーチファンド」に取り組み、これまで複数名のサーチャーへ投資を行っています。
サーチファンドの特徴/意義
「サーチファンド」は一言で言うならば、事業承継の最大の課題である”人”と、株式の引受、即ち”お金”をセットで解決するモデルです。
優秀な経営者候補とはいえ、経営経験・知識が浅い個人が企業の株式買取資金を調達することは容易なことではありません。 しかし、この仕組みでは承継したい企業を探索する費用(サーチ費用)の投資を受け、さらには、承継企業が決定すれば、株式買取資金も投資を受けることができます。
企業様は、後継者候補と直接面談を行い、能力や人柄を見極めることが可能となります。M&Aとは違い、社名・企業理念を後継者候補に引き継ぐことができることも大きな魅力です。
当社は、サーチファンドに取組むことで、都市部、大企業に勤務している優秀なビジネスマンに、「経営者」というキャリアパスを提供し、地方の中小企業に送り込むエコシステムを構築しています。 サーチファンドを全国へ広めることで、事業承継課題や地域活性化、若手人材不足といった多様な社会課題を解決することが可能です。
サーチャーを目指す方
経営者になる、Visionは描けていますか?
- 年功序列で経営者になるまでに時間がかかる
- 知識・能力を最大限に活かせていない
- 0→1の起業家には向いていない
- 将来的に地方で働きたい
- 年功序列で経営者になるまでに時間がかかる
- 日本の大企業では年功序列文化の強い会社が多く、20代-30代で経営者になれることは稀であると思います。サーチャーとなり、承継企業とマッチングすれば、最短ルートで経営者になることが可能です。
- 知識・能力を最大限に活かせていない
- これまでの経営コンサルやMBAで培った能力を現職で活かせていますか?サーチャーとなり、経営者となることで自身の能力を最大限に活用できます。
- 0 →1の起業家には向いていない
- 0から事業を創ることには向いておらず、今あるものを使って改善・改革し、企業をバリューアップしていくことができます。
- 将来的に地方で働きたい
- 将来的には地方で働きたいと思っているものの、報酬や給料水準が合わず見送っている。サーチャーとなり経営者となることで、リスクに見合った報酬を得ることができます。
中小企業オーナー様
事業承継の”新しい形”
会社の未来を優秀な経営人材に託しませんか?
- 親族・社内・社外に後継者がいない
- M&Aでは社名や企業文化を守れない
- 優秀な経営人材と共に企業を成長をさせたい
- 親族・社内・社外に後継者がいない
- 全国的に約65%の企業で後継者が不在となっています。後継者が見つからず、廃業となってしまうと、雇用や取引先に影響が出てしまいます。事業承継の新たな選択肢として「サーチファンド」を是非ご検討ください。
- M&Aでは社名や企業文化を守れない
- M&Aをすると、これまで守ってきた社名や企業文化の維持が難しくなるケースがあります。また、その後どの様な経営者になるのか、従業員は不安に感じることもあります。サーチファンドでは、オーナー様が自らサーチャーの能力・人柄を見極めて会社を引継ぐことができます。
- 優秀な経営人材と共に企業を成長をさせたい
- 優秀な経営人材を地方で採用することは、難しい企業もあるかと思います。大企業で経験を積み、経営者を夢見て経営を学んできた熱意のあるサーチャーを後継者として迎え入れることで、新たな知見を取り入れることができます。